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人生は高速道路みたい

週末、石和温泉に小旅行してきた。中央道で2時間かからないので、小旅行だ。

 

高速道路を走りながら、人生って高速道路走っているみたいだな、と思った。片側3車線だとよりそう思うのだが、走行車線を走っていると、追越車線を後ろからびゅんびゅんと抜かされる。なんだか自分だけのろまで置いてきぼりを食ったようになる。

 

でもよく考えてみると、走行車線にいるみんなは、ほとんど同じ速度で移動しているので、いずれも進んでいることには変わりが無い。

 

 

若いころは、走行車線を信じられない速度でぶっ飛ばしていたこともあった。あのころは、もっと早くないといけないような、走行車線の車を次々と抜かさないといけないような、そんな感じさえしていた。

 

でもわかってきたのは、どの車線にいようとも、抜かされようと抜かそうと、大体みんな同じ速度で移動している。何十分もあまり変わらない。それにみな目的地は別々だ。

 

追越ばっかしして、くたびれてSAで休んでいると、とっくに抜かしたはずの車と一緒になったりする。

 

自分で自分がおかしく思う。いいのいいの、マイペースで。

源さん