今さらきけない仕事に役立つマナー研修

男女共同参画市民企画講座 

      今さらきけない仕事に役立つマナー研修

 を開催いたします。

 2/23(土)13301530

 スクエア21・府中市女性センター 会議室 

 参加費 無料  託児あります(保険料100円)

 

「会社での問題っていうのは、おおかたが人間関係よね」 

私が小学生だったはるか昔に聞いた年の離れた社会人の従姉の言葉です。すらっと長身の美人の彼女がきっぱりと言い切ったその言葉には、説得力がありました。私には、決して理解はできていませんでしたが、なぜか深く記憶に刻みつけられました。

時は流れ、私も経験だけは長いベテランの社会人です。今では彼女の言葉に心から納得しています。いつの世でも、社会生活をしている以上、人々は人間関係の渦の中にいます。

 

ところで、「おもてなし」 という言葉は、東京へのオリンピック招致のプレゼンテーション以来、日本の代名詞のように有名な言葉になりました。実際、ビジネス・旅行の目的にかかわらず来日した外国の方々からの評価も高く、絶賛の声も多く耳にします。日本人が昔から培ってきた忍耐強さ、礼儀正しさ、人に迷惑をかけないという精神などから自然と身についていると言われています。日本人として誇れる文化ですね。

 

なぜ、これほどまでに日本の「おもてなし」の心が評価されるようになったのでしょうか? 

百貨店やレストラン、ホテル等の接客のプロフェッショナルの対応はもちろん、サッカーの試合後に、来た時よりもきれいにしようと掃除するサポーターの姿、道路を横断する小学生が止まってくれた運転手さんにお辞儀をする姿、救急車の救助員がよけてくれた車の運転手さんに「ご協力ありがとうございます」とマイクを通して伝える声、そんな姿や声が世界中の人々を感動させているからです。

そう、思っているだけでは伝わらない、何かしら、行動して表さなければ相手には伝わりません。

 

マナーも知っているだけでは伝わりません。伝わってこそのマナーです。

マナーとは、相手に不快感を与えず、良好なコミュニケーションを取るための最低限のルールのようなものです。携帯マナー、喫煙マナー、テーブルマナー、ユニバーサルマナーなど様々なマナーがありますね。

 

仕事においては、ビジネスマナーがあります。冒頭の従姉の言葉は、まさしくこのマナーの影響力を指しています。働いている方のマナーの善し悪しが、その会社や組織の評価に繋がる、そこが他のマナーと異なる点です。自分以外は全てお客様と考え、相手に敬意を払いましょう、そんな考え方をします。でも、新入社員研修でビジネスマナーを受講したけれど、お辞儀とか立ち方とか形ばかりやらされた、そんな経験をお持ちの方もいらっしゃいます。形も大切です。感じ方は人それぞれですから、大半の方が感じが良いと思える形を通して気持ちを伝えることも必要だからです。根底にあるのは、相手への思いやり、敬意です。

 

人間関係の渦の中にいる私たち、自分の思いや気持ちが相手にきちんと伝わったら嬉しいですね。

仕事の場面で役立つ言葉づかい、ご案内、名刺交換、呈茶などマナーの基本に立ち返り、自信を持って行動できるようにして、豊かな未来を目指しましょう。

皆さまにお目にかかれることを楽しみにしております。

講師