来年は東京オリンピック、パラリンピックが開催されます。
特にパラリンピックが開催されるとあって、街はバリアフリー対応へと改修されつつあります。
実は私の娘は車椅子なのですが、障害の種別によって、バリアフリーの概念は全く違い、そこがなかなか一斉に改修が進まない原因の1つだと思っています。
例えば点字ブロック。これは視覚障害のある方には命綱といってもいいのですが、車椅子使用者にとってはガタガタで難所となります。
でも、どちらが優先かなんて考えられません。より、命の危険がある方にという選択になります。
全ての障害に平等に寄り添うというのはとても難しいのです。
それなら、その時困っている方に手を差し伸べるということはできないでしょうか。
設備のバリアがなかなか改善されないぶん、心のバリアをなくして、一言「お手伝いすることはありますか?」と勇気をだして声をかけてみてください。
それは障害のあるなしに関わらず、きっとみんなが住みやすい、AIには真似できない、心の通いあう世界への第一歩となるはずです。
「おもてなし」の精神は、心地よい距離感のある優しい心使い…きっとみなさんの中にもたくさん詰まっていると思っています。
紫の