世の中は新型コロナウィルス(COVID-19)で、大変な騒ぎになっていますね。
みなさまの体調はいかがでしょうか。どうぞご注意ください。
わたしの仕事は役所と連動しているので休むわけにもいかず、通常勤務です。感染予防対策をしながら、なるべく普段通りに過ごすようにしています。
企業さんがテレワークを実施したり、各地で学校が休校になったりと様々な動き・影響が出ています。経済活動の停滞も心配です。
そんななかで群馬県太田市では、小学校26校と太田養護学校で休校せず、授業を続けているそうです。こまめな換気や机の距離を離すなど様々な感染予防をして、保護者が子どもを欠席させると判断した場合はそれを認め、欠席扱いにはしない。
太田市長が、学童保育のほうが危険が高いと判断し、決定したとのこと。万一感染が発生したら、見直すとしています。
賛否は分かれているようですが、まずは、「右へならえ」ではなく首長として責任をもって判断した太田市長に、敬意を表したいと思います。
日本だけではなく世界各国で感染が広がり、イタリアでも拡大・・・ そのイタリアでやはり休校となったミラノの校長先生が生徒たちに送ったメッセージが、いま静かな感動と共感を呼んでいます。
1630年にミラノで流行したペストについて書かれたマンゾーニの「許嫁」を引き、
今現在実際に起こっている外国人を危険と見たり、デマを煽ったり、日用品を買い占めたり、ということが当時も起こり、まるで今の新聞記事を読むようだ、と。
そして集団パニックに巻き込まれずに冷静に予防対策をし、日常生活を送るよう生徒たちに呼び掛けています。
さらに、「私たちの最も貴重な財産である社会と人間性を守るために、理性ある思考とともに行動しましょう。もし、それができないなら、ペストが勝ってしまうかもしれません。君たちに早く学校で会えますように。(mayumi-roma氏訳)」と結んでいます。
https://romamayumi.exblog.jp/30767946/
17世紀に起こったことと現在とが変わらないのだとしたら、わたしたちは何を学んできたのだろう、とふと不安になります。今回、わたしたちはそれぞれ自分なりに何かを学んでいけたら、と願います。
そのためにもまずは睡眠と休養、栄養をしっかり摂り、手洗い励行、笑顔を心掛けて元気に過ごせるようにいたしましょう。
みなさま、どうぞご自愛くださいませ。早く終息しますように・・・