長かった梅雨もようやく明けました。さあ夏休み、旅行？海？山？例年ならいろいろな計画を立てていることでしょう。特にこの夏はオリンピックで日本中沸き立っているはずでした。でも新型コロナの影響で今までにない夏休みを過ごそうとしています。学校によっては夏休みが短縮されています。感染者増加が止まらないなか、帰省すらままならない状態です。
先日、何気なくテレビをつけたらマイクロツーリズムを紹介していました。自宅から大体30分から1時間程度で移動できるところに行くというものです。東京の人は東京タワーに上らないというのは有名な話ですが、地元についても知らない、行ったことない場所が案外多いものです。
東京は江戸時代からでも400年以上の歴史があり、大森貝塚のように縄文時代からの歴史的遺物がたくさんあります。古い神社や古刹、大名屋敷の庭園を利用した公園など、3密を避けて気軽に出かけられるところを探してみませんか。
私は明治神宮の「神宮の杜芸術祝祭」に行きたいと思っています。コロナの影響で延期になったイベントも多いのですが、野外彫刻展では3月20日から12月13日まで神宮内苑に大きな彫刻が置かれています。最初は、風景に馴染みにくかったかなとも思いますが、雨風を受け、周りの木々も茂ると徐々に風景に溶け込んでいるのではないでしょうか。今なら濃い緑の中に潜み、秋になれば紅葉の中というように季節によって景色が変わるのではないかと思います。
マイクロツーリズムは身近なところへ何度でも出かけていくというコンセプト、急に思い立っても行動に移せます。コロナの影響で籠りがちなこの夏にぴったりではないかと思います。
むらすずめ
神宮の杜芸術祝祭 https://jingu-artfest.jp/
