男女参画市民企画講座「誰もが傷つかないためのハラスメント講座」開催に寄せて

2021年の幕が開き、きっと新型コロナウィルスは遠くへ立ち退いてくれるのではないかとの淡い期待とは裏腹に二度目の緊急事態宣言が発出され、私たちの当たり前と思っていた生活様式の概念が大きく変わっていることを噛みしめながらも如何に新たな日常を保っていくか、試行錯誤しています。皆さまはいかがでしょうか。

 

 ここ数年私たちNPO法人けやきの会は府中市男女共同参画センター「フチュール」との男女参画市民企画講座を企画開催しており、本年度も213()「誰もが傷つかないためのハラスメント講座」を予定、すでに府中市広報等を通じお知らせをしていますが、これも新たな日常を保つ試みの一環として捉えたいと思っています。

 

えっ、緊急事態宣言が発出されているのに?

 

ごもっとも! でも考えてみました。確かに私たちを取り巻く環境は新型ウィルス感染を防止、脱することが最大優先課題ですが、日々の生活への営みもまた待ったなしではないかと。

逆にコロナ感染防止のための様々な対策のなかで見直されてきているのがコミュニケーションのあり方です。ステイホーム、リモートワークが進展していく中で、職場でも家庭でも、もちろん地域社会の中でも円滑で良好なコミュニケーションをいかにして図っていったらよいのか。今まで疑問にも感じなかった言葉・行動が実は自分を、相手を、傷つけていないか。

コロナ禍だからこその同調圧力も含めコミュニケーションの重要性とともに、コミュニケーションを阻害する様々なハラスメントについて考えていきたいと思っております。

 

一口にハラスメントと言っても、セクシャル・マタニティ・パタニティ・パワー等々力関係の存在のするところに様々なハラスメントが発出しています。厚生労働省はセクハラ・マタハラに続きパワハラ対策として企業に防止措置を義務付けましたが、この講座ではハラスメントを知り、ハラスメントの与える影響を理解し、ハラスメントを防ぐために何をしたらよいのか、自身の持つ枠組みや価値観を見直しつつ、自分を!相手を!傷つける言動! についてケーススタディを取り入れつつ進めてまいります。

 

 緊急事態宣言の行方が見えにくい状況下でもありますので、講座実施につきましてはオンライン開催も視野に入れております。

オンライン参加は心もとないとお考えの方もいらっしゃると思いますが、事前サポートも予定しておりますので是非お気軽に参加をお待ちしております。

講師