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YouTubeと防災

コロナ禍の中、おうちでYouTubeを見ることがとても多くなった。ただいまの我家のブームは車中泊の番組たちだ。車中泊とは、車の中で生活できるように改造された車(自分でイチから改造する人、専門業者が改造した車を駆使する人)で、道の駅やキャンプ場に宿泊しながら、旅を楽しむというもの。

 家族単位(または一人)で行動できるので、コロナ禍でも安心して旅ができると、にわかに人気になっていて、人気の軽キャンピングカーなどは2年待ちとか。

 

最初は何処へも行かれない喪失感から、自由に旅ができることへの憧れで見ていたのだが、そのうち、これは防災の大きなヒントになるなぁと思い始めた。

 ソーラーパネルで発電した電気をポータブル電源に蓄電し、それでご飯を炊いたり、暖房したり。

  ポリタンクの水を温める電熱棒で温めた温水にポータブルシャーワーのノズルをつけてどこでもシャワー。

 そして小さなテントを張って、中には段ボールトイレを設置。

 恥ずかしながら、この番組を見るまで、そんなものがあることすら知らなかった。

 

 コロナ禍で最近は災害があっても自宅で避難できる人は避難所にこないようにと言われ、停電、断水の中どうにかこうにか自宅で数日過ごすことを考えると、すごくヒントになるものが多いなぁと気付いた。

 

キャンピングカーを買うのはさすがに無理だが(ちなみに最近はキャンピングカーのレンタカーもあります)、早速、ソーラーパネルとポータブル電源を購入。ベランダでソーラーパネルの実験をしてみた。

すると我家の場合、かなりいいペースで充電されるのは午前10時からせいぜい14時半までとわかった。15時を過ぎおひさまが傾き始めるとソーラーの発電量がガクンと落ちる。こんなに西日が強いのに、西日はあまり発電しないんだ

住宅の屋根にソーラーパネルを貼っている知人にその事を話すと、「ソーラー発電って夏至の頃が1番発電するから、真夏とかダメなんだよねぇ〜」とのこと。

日差しがギラギラしてればいいというものでもないのか…ソーラーパネルひとつとってもなかなか奥の深い話だ。

 

 非常食も食べてみたら口に合わなかったなど、防災グッズは何でも本番まで取っておかずに、ちゃんと試してみて、使える(食べられる)ようにしておくことが大切なんだなぁと痛感した。

 5月は統計的にも毎年地震の多い月だそう。今一度我家の防災グッズの見直しをしようと心に決める今日この頃であった。

 

紫の