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医療に携わる方々に感謝をこめて

新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい始めてから、1年と数ヶ月が経ちました。いまだに収まる気配もなく、医療に携わる方々のご苦労は続いています。梅雨が明けてからは熱中症の危険性も言われるようになり、さらに医療現場は大変になっています。

そんななかですが、この5月頃から両親の病気や自分の体調のことで、総合病院に足を踏み入れることが何回もありました。

 

まずは5月末、父が救急搬送され、6月に入院・手術という事態に。搬送・入院先は稲城市立病院。多摩川をはさんでお隣の市にあり、実は近いのですが、今までかかったことはありませんでした。病院の歴史はとても古いのですが、今の建物は20年ほど前に建て直されたようです。とてもモダンで明るく、周りの自然に溶け込んだ感じです。

そして何よりもドクターはじめ、看護師やスタッフの方々がとても感じよく親身に接してくださいます。高齢で目も耳もかなり不自由な父の入院生活に寄り添い、支えてくださいました。みなさまの笑顔に、助けられた気持ちです。

 

そして6月後半から7月にかけ、わたし自身が多摩総合医療センターを受診することになりました。2010年に都立府中病院が移転改称し、ERも併せ持つ大規模総合病院です。複数の科を受診することになり、検査も多くしばし通院することに。どの科でもスタッフのみなさまがとても親切に応対してくださいました。ドクターもそれぞれ個性的ながら、とてもわかりやすく説明してくださいます。

 

超巨大病院ですから、受付・受診・会計と時間もかかるだろうな、と一日仕事を覚悟していましたが、すべてがシステマティックに造られていて待たされることもなく・・・ 驚きの連続でした。

 

さらに7月初め、今度は母の受診同行で府中恵仁会病院に行くことに。こちらも昭和30年から地域の中核病院として、存在し続けています。

建物は古く感じますが、ドクターはもちろんスタッフ・受付の職員さんまで、穏やかにほのぼのと暖かさを感じる対応をしてくださいました。

 

かかりつけの主治医とはなじみが深いのですが、総合病院はなんとなく近寄りがたい感じを持っていました。今回3つの総合病院に行ってみて、やはり医療に携わる方々は病に向き合うと同時に「人」とも向き合う方々なのだな・・・ と改めて感じました。

コロナ禍に立ち向かっている方々にも、その後方支援をしながら地域医療を守っている方々にも、そのお心に感謝と敬意を捧げたいと強く思ったこの数ヶ月です。

 

まだ続くコロナ禍との闘いにあっても、そしてこれが収束したのちも、医療に携わる方々には変わらぬ感謝を、こころから・・・