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府中市美術館へ

昨年末には、ようやくコロナが収まるかと期待しましたが、オミクロン株の爆発的流行で再びまん延防止を発令、寒い時期ということもあり、お家時間が多くなりました。

 

 

 それでもたまにはリフレッシュということで、今回はポスターに魅かれて、近場の府中市美術館に、池内晶子さんの「あるいは、地のちからをあつめて」を見に行きました。美術館での初個展だそうです。普段より少し照明を落とした静かな部屋に真っ赤な絹糸を使った大きな作品が一つ、展示室を出ようとして振り返ると、色が変わって見えてちょっとした驚きがありました。ほかの展示室はもっと暗く、細い糸を使っているので、見えてるような見えてないような・・・全体がつかめない不思議な作品でした。ほかの美術館で同じ展示をしても、全く同じものはできないだろうと思うと、このときこの場での作品との出会いだと感じました。

 

府中市美術館は、現代美術も日本画も、また夏休みは子供向きといろいろな展示があるので、気を付けていると興味を引くものが開催されています。近いので油断して、気が付くと終わっていて残念な思いをすることもありますが、ほとんど空いているのでゆったりと自分のペースで作品を楽しめる場所です。今回はスル―しましたが、1階のカフェで、のんびり府中の森公園を見ながら作品を振り返ることもあります。

 

 

 有名美術館、博物館の大きな展示も楽しいですが、地元の美術館が頑張っている展示も要チェックだと思っています。

むらすずめ

府中市美術館  府中市美術館 (city.fuchu.tokyo.jp)