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山ごはん

コロナ禍もかれこれ2年半にもなると、さすがに開放的な場所へ出かけたくなりますね。

この間「Go to企画」なるものもありましたが、感染者数のぶり返しが繰り返されるので、スッキリした気持ちで出かけることができないまま過ごして来ました。出かけられないならば、居ながらにして楽しめること。。

最近のはまり事は「山ごはん」です。

 そもそも、山登りを始めたきっかけも「山ごはん」に惹かれてでした。

数年前、知り合いから「山頂で天ぷら揚げるけど、来ない?」と誘われました。

小学校の遠足と、爆発するかもしれないと噂されていた40年前の富士山以外、ほとんど登山経験ナシの私でしたが、「山頂の天ぷら」につられ山梨県の扇山(1138m)に。高さはありますが登山口からは1時間弱というハイキングレベルです。

揚げたてをとても美味しくいただきましたが、普段でも手間のかかる(特に後始末)揚げ物を、アブラ、粉、食材など諸々担いで、何も山頂で揚げなくても、、と、そこまでしたい気持ちが正直、理解できませんでした。

 そのあと3000m級の高い山にも誘われるようになり、そこで目にしたのは、私は携帯用のスティックコーヒーに山小屋で買ったお湯、ですのに、お山愛好家さんたちはわざわざお湯沸かしてドリップコーヒー。中にはミルで豆を挽いてらっしゃる方も! カップラーメンでも良さげですのにわざわざお鍋でインスタントラーメンを作ってる!中には「ひとりすき焼き」の方も! なんでこんな山の上で。。?!!

確かに登って来たご褒美ともいえますし、高いところからの景色を眺めながら自炊ごはんは最高でしょうが、「荷物は1グラムでも軽く」と教えられていた私には理解しがたい光景でした。

 

コロナ禍でおうち時間が増えたこともあり、流行りの「山ごはん」について、イロイロ情報収集し始めてみると、

最小限のエネルギーで、できるだけごみを出さない工夫。とってもエコ‼。

 

YouTubeなどを見てますと、家の中に居ながらにして、山の上で一緒に調理しているような気分に。

見ているだけでなく作ってみたくもなり、バーナーと五徳、流行りのメスティンなどを購入。

あれこれ調理器具を使うことなく、メスティンひとつでできるアイデアを考えるのもまた楽し♪

 

そしてついに先日、神奈川県の弘法山(235m)で山ごはんデビュー!

メニューはトマト味のパスタ。

家ではパスタは別に茹でますが、お山ではいきなりトマトジュースにパスタを入れちゃいます。

臨機応変。それでも充分に美味しい!

山の中にいると癒されるのは「フィトンチッド」という香りの成分の効果だそうです。

登ってるときは下を見がちですがふと見上げれば木洩れ日が素敵。すぐ近くに大きな富士山も見えました。

鳥たちの鳴き声もいいですね。登ってると暑いですが木陰に入るとひんやりして気持ちいいです。

山でのごはんは、五感をフル活用です。

アウトドア用携帯ドリッッパーも購入しましたので、次回は食後のコーヒーも淹れてみたいです。

山で飲むのに適したコーヒーってあるのかな、、とまたリサーチしたくなりますね。

山頂で天ぷらを揚げる、という発想も少しは理解できるようになってきました。

 

低山ではまだ「マスク登山」ですが、はやくマスクを外して思いっきり深呼吸したいものです。

M&M(写真も)