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都心散歩

ようやく猛暑が収まって、空が高くなってきました。コロナ第7波もピークを越え、まだまだ気は抜けないけれど、気を付けながらお出掛けしたい季節到来です。

先日、私は竹橋の国立近代美術館に「ゲルハルト・リヒター展」を見てきました。全く知らなかったのですが、現在90歳、まだご存命の現代ドイツの代表的画家だそうです。

以前は、現代美術とか抽象画とかよくわからず、あまり好きではないと思っていました。今でもやっぱりよくわからないのですが、見ているうちにその絵の持つエネルギーのようなものを感じるようになりました。圧倒的なエネルギーを感じるために行っているところがあります。

 

さて、私が竹橋方面に出かけたときの定番は、北桔橋門から皇居東御苑に入り大手門に抜けるコースですが、今回は近代美術館の隣にある国立公文書館の「江戸の事件簿」という展示も見てきました。江戸城での刃傷事件や動物が入り込んだ事件など、いろいろな記録があり、歴史を生き生きと感じることができました。記録を残すことは大切ですね。

そこからは定番コース、北桔橋門をくぐる前に手指の消毒や荷物検査はありましたが、以前は手渡されていた入園証がなくなったのはコロナのせいかもしれません。東御苑はいつ行っても広々とした空間で、散策するだけで、気持ちに余裕を感じることができます。大手門から出ると、車の行き交う現代に戻ります。都心の贅沢な空間に別れを告げ、東京駅から電車で帰宅しました。

 

小旅行ともいえない程度のお出掛けですが、非日常を感じる1日になりました。コロナや猛暑でどこか緊張していた夏が過ぎ、今のうちに一息つくのもいいかもしれません。

むらすずめ(写真も)

 

ゲルハルト・リヒター展 | 東京国立近代美術館 (momat.go.jp)