9月半ばころのことです。
駅の近くに用事があって、徒歩で出かけました。歩いて行っても15分ほど・・・ 運動もしなくちゃね、と思ってのことです。
さすがに猛暑日ということもなく、心地よく歩いていたのですが、駅に着くころにはなんだかバテてしまいました。
たったこれくらいの距離なのに、どうしたこと?? と少し情けなくなりましたが、ここのところお疲れ気味だし、暑いことは暑いので熱中症っぽくなっているのかな、とも思いました。用事がすんだらすぐ帰るつもりだったので、飲み物も持ってきていない・・・ とりあえず何か飲むものを買おう、と思い、一番近くにあったコンビニに入りました。
なんとなく選んだ飲み物のパックを持って、レジへ。
いつも使っているコンビニチェーンならプリペイドカードを出すのですが、あまり利用しないコンビニでしたので、現金で支払いです。
178円。忘れもしません(笑)。小銭、いっぱいあったなあ、と思いながら小銭入れのなかを探ります。100円、70円、と出しあと8円・・・ あ、あ1円玉が7枚しかない・・・
レジの若い女性は、ごそごそやっているのを辛抱強く待ってくれていました。
10円玉を引っ込め、200円を出しました。
レジの女性 「ありそうでしたけどね~」(親しげに)
わたし 「残念、1円足りない」(ぼそっと)
レジの女性 「次は足ります!!」(明るく、笑顔で♪♪)
レジでの短い会話、それだけのことなのに、ほっこりと元気になったわたしでした。
なにがわたしを元気にしたんだろう?? と少し考えました。
「足りない、残念」と残念がるわたし、「残念でしたね~」と共感されてもいいのだと思うけれど、「次は足りる」と将来に向けてポジティブに言ってもらえた。
なんとなく「次はOK!!」という気分になりました。
彼女の明るいトーンも影響していたでしょう。なかなかのコミュニケーション術。
ちょっといい体験をした想いです。
飲み物を飲んで、熱中症もすっきりしました。
その3日後、クリーニング屋さんでまた小銭の出番。
713円。今度は足りました。
「次は足ります!!」彼女の明るい声を思い出して、またほっこり元気に♪♪